2006-01-01から1年間の記事一覧

回復

日ごろの不摂生がたたり、先々週より大病(←ウソ、若干重症)にかかり、先週の修論構想発表をキャンセルしてしまいました。どーすんだろ。 まだ、咳などの軽度の症状が残っているとはいえ、大体において回復した模様。熱が平熱に戻ったため、非常に楽です。本…

結局、『差異と反復』の主題は二つあって、ひとつは認識論。これは二つの観点から議論されていて、第一に、伝統的な哲学の系譜において、いかに概念の同一性や、述語の対立といった表象の形式が暗黙的に思考を制約していたのかを批判すること。第二に、この…

あと4日。修論が終わるまで酒を断つと決心した矢先、大瓶一本空けてしまった。 そもそも『差異と反復』の主題とはなんだったのか。 ■Gilles, Deleuze. « La méthode de dramatisation »,David,Lapoujade.( ed.) L’île déserte et autres textes ;Textes et …

寝てもた。気がつくと1時。 もう少し読みます。Chp2あと2ページ。 と、昨日、冨田恭彦氏の『観念説の謎解き』を借りてきました。 実は、けっこう好きなんです。博士行ったら、経験論本気で取り組みます。全部ひっくり返してやる。 「西洋近代観念説の評価は…

あと5日6時起床。小一時間ほど読んで風呂はいるか。 ■Gilles, Deleuze.Différence et répétition. Paris : PUF, 1968. Chp3, L'ensemble de système est complication-explication-implication.=l'objectivité d'un《problème》(161-162)あたりを少し。

あと7日。 ■ジャック・デリダ、「息を吹き入れられたことば」、『エクリチュールと差異』所収。 ドゥルーズの「アベセデール」を少しだけyoutubeで見る。 長く伸ばした爪。おもってたより声高。いつでも見れる状況にありながら、なぜいままで見なかったのだ…

8

あと8日じゃねーか。 昨晩は21時半ごろ帰宅。晩飯食べて、「松田優作特集」見て、風呂入って、就寝。 なにもしてません。だって12時間以上働いているのだもの。。 ■テレンス・ホークス,『構造主義と記号論』,池上嘉彦ほか訳,紀伊國屋書店, 2002年. 構造主義…

10

あと10日。週末はバイトなのでなにもできない、なんていってらんない。■T.A.シービオク,『動物の記号論』,池上嘉彦訳,勁草書房, 1989年. ■エドモン・オルディグ,『言語表現と象徴』,宇波彰訳,せりか書房,1990年. ■François Zourabichvili. Deleuze Une philo…

告知

告知 10月30日 大阪大学吹田キャンパス人間科学部ユメンヌホール(2F) 16時20分〜 「アルトーを巡る対談」(仮) 講演者:宇野邦一、江川隆男 『単なる生の哲学』の宇野邦一氏と、『死の哲学』の江川隆男氏。著書の表題だけ見れば、きわめて対照的な両者の…

脳と無意識―ニューロンと可塑性作者: フランソワアンセルメ,ピエールマジストレッティ,Francois Ansermet,Pierre Magistretti,長野敬,藤野邦夫出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/07メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (10件) を見る 第…

性犯罪の心理作者: 作田明出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/09/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 53回この商品を含むブログ (3件) を見る 作田明氏と、作田啓一氏を勘違いして買ったというオチ。野家さんと野矢さんの取り違えも過去にあり。 …

●ヘルマン・ラング、「二十年後の『言語と無意識』」、石田浩之訳、『Imago ラカン以後』所収、1994年、青土社。 精神分析家と患者とのやり取りは、言葉による対話によってなされる。むしろそこには対話しか介在しない。しかし、この言語の「介在」あるいは「…

isbn:4791762894:detail

精神分析家ジャック・ラカンは、「精神分析におけるパロールと言語活動の機能と領域()」の冒頭に、次のような銘句を掲げている。 特に、次のことを忘れてはならないだろう。すなわち、発生学、解剖学、生理学、心理学、社会学、臨床の分離など、自然の中に…

単なる覚書

ゼミにて。デリダ『エクリチュールと差異』「人文科学の言語表現における構造と記号とゲーム」(第10章)。?文化/自然の二項対立において、同時に両方の特徴をもつ近親相姦。 近親相姦が普遍的なのか、近親相姦の「禁忌」があらゆる文化において、明示的、…

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ゲーデル 不完全性定理 (岩波文庫)作者: ゲーデル,林晋,八杉満利子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/09/15メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 119回この商品を含むブログ (63件) を見る 解説部だけをパラ読みし、「数式ないしいけるじゃん」と勘違い…

『差異と反復』,『意味の論理学』を代表としたドゥルーズの初期作品群はいわば「構造主義」的影響下において執筆されたと言われる.さて,この場合の「構造主義」とは,いったい何を指しているのか.フーコーによる「知の考古学」か,ヤコブソンやトゥルベツコ…

夏風邪ひき、さらに購入。

小泉義之、『「負け組み」の哲学』、2006年、人文書院。 ミッシェル・フーコー、『フーコーコレクション3言説・表象』(小林康夫ほか訳、2006年、ちくま学芸文庫)より。「十九世紀に形成された、弁証法的と言ってもよい諸概念の多くが放棄」され、歴史学そ…

購入購入。

ミッシェル・フーコー、『フーコーコレクション3言説・表象』、小林康夫ほか訳、2006年、ちくま学芸文庫。 中村桂子、『自己創造する生命―普遍と個の物語』、2006年、ちくま学芸文庫。 A・アルトー、『神の裁きと決別するため』、宇野邦一ほか訳、2006年、…

宿題

以下の文章にはいかなる確証も裏づけもなく、単なる私的なメモに過ぎませんので。 宿題「歴史と体系の連関性―レヴィ=ストロースとドゥルーズをめぐって」 そもそもドゥルーズにおいて歴史的時間、通時的概念はどのように位置づけられていたのか。 ・『差異…

集団幻想と実在(45-) 欲望とは、実在するものを生産するものなのだ。別の仕方でいえば、欲望する生産は社会的生産とは別のものではないのだ。 欲望する機械=社会的機械(技術機械、幻想機械) 欲望する生産と社会的生産との間の体制の相異(46-) 【第一の相…

消尽

最近、馬鹿みたいに本を購入しているので、一部だけ。 スピノザ共同性のポリティクス作者: 浅野俊哉出版社/メーカー: 洛北出版発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る エミール・ブレイエ(¥3600)にたじろぎ、…

「ザ・フロッグマンショー鷹の爪とコフィー古墳刑事」

「ザ・フロッグマンショー鷹の爪とコフィー古墳刑事」前方後円墳ギャル、コフィー! あまりにもシュールすぎる。。最高。なのに最終回(泣 蛙男商会というところが作っているそーです。ムービーいくつか見れます。古墳ギャルのコフィー、ぜひ見てください! …

■Roy, Harris. Sausuure and his Interpreters, Second edition, Edinburgh: Edinburgh University Press,2003. アマゾンから予定よりはやく到着。 近年、続々と刊行されているソシュールのあらたな未公開文献によって次第に明らかになっているのは、古き「…

院の先輩方々がいっせいに駆動し始めている模様。 仏哲のKさんも、人類学のKさんも・・・って俺含めみんなKじゃないか! っと、わたくしKは目下の目標である修論にむけて、「絞る」作業をば。 André Pierre Colombat, "Deleuze and Signs." Deleuze and Lite…

買い物買い物

フーコー・コレクション〈1〉狂気・理性 (ちくま学芸文庫)作者: ミシェルフーコー,小林康夫,松浦寿輝,石田英敬,Michel Foucault出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (38件) を見る 世界共…

だめだめ

五月病か。やたら眠い。 新学期の忙しさに追われまくり、バイトに追われまくりで、ブログも勉強もほったらかし! とにかくガンバリマス。・シモンドン再開。 ・『差異と反復』読み直し。(二次文献も) ・論理学、記号論。 ふー。京都で読書会したいんだけどねー…

あるとき、「イ・ヌ」という音の連鎖が発せられたとする。それをわれわれが聞いたとき、音連鎖「イ・ヌ」はわれわれの言語体系における統語論的規則にしたがって、「いぬ」という語として認識され、ある聴覚イメージを引き起こす。その聴覚イメージがシニフ…

ま、新学期の忙しさにのまれ、何もかもが中途半端なまま、ばたばたしております。少し妄想的考察。 まず、ソシュールの記号学において、signe(記号)とは signifiant(意味するもの、意味表現)と signifié(意味されるもの、表現内容)という二側面を備え…

豊作豊作

野矢茂樹『『論理哲学論考』を読む』、2006年、ちくま学芸文庫。 学部のとき図書館でこのハードカバーを「ちら見」し、「これはじっくり読まねば」リストに人知れず登録され てはや4年!!文庫化されました!ちくまに拍手! 電車であとがきを「ちら見」。 …

胃が痛い

比喩でもなんでもなく、肉体的に「胃が痛い」(心身問題としてはもうすでに矛盾)。 今日はビッグ・ボーイでチキンとサラダ。 昨日はユタカでサービスランチ(昼)、秋吉にて焼き鳥たらふく(晩)。 そのまえは忘れた。 そのまえは京都の静にて家庭料理たら…