パリにて購入

  • Jean-Clet Martin, Deleuze, Edition de l'eclat, 2012.

コインランドリーの乾燥中、アベス通りにある観覧車の裏道で見つけた個人書店にて。店主(30歳くらい男性)はしきりに携帯で話しながら狭い店内をうろうろ。

ピガール駅近辺、ネットで見つけた「Vendredi」書店にて。ガタリのアンチ・オイディプス本(新装版)がなかったため、こちらを購入。気さくなおばさんが一人で店番をしておられました。

  • Alexandra Mokowiak, Kant, l'imagination et la question de l'homme, Millon,2009.

某M先生に教えていただいたソルボンヌ界隈にある古本屋。落ち着いた(アンニュイな)感じのパリ青年が店番。某M先生のレヴィナス本も並んでおりました。

  • Henri Maldiney, Regard, Parole, Espace, Les éditions du Cerf, 2012.

今回最大の収穫。この本をめぐって古本屋を駆け回っていたが、二日ほど前に新装版が出ていた。改めて "L'esthétique des rythmes(1967)"を読んでいるが、美学(感性論)の起源(もちろん歴史的な意味ではない)を巡る濃厚なテキスト。関連してクレー本も見ておこうか。

  • Jean Cavailles, Sur la logique et la théorie de la science, Vrin, 2008.

先輩の某Kさんによる翻訳がもう発売間近。こちらもソルボンヌ近くにあるVrinにてポケット判を見つけたので、この際さらっと読んでしまおうと購入。今、カントの超越論と感性論の関係について考えを巡らせているのだが、冒頭まさにその話。流し読むにはややきつい気がして来た。


あと、

  • Les aventures de TINTIN, Le secret&la licorne, Casterman,2007.

こちらは来期の授業で読もうと購入。『タンタン、哲学者に合いに行く』といった関連本もあって(未購入)、立ち読みするとミシェル・セールが多くの文章を寄せていた。