反復する「日常」

昼過ぎに大学へ。30分だけ(!)読書会を行いバイトへ。。


昨日は京都会館(だっけ?)にて、「かもめ食堂」を見てきました。

いかなる事件も、裏切りも、どんでん返しも起こらない、素晴らしい映画。

「食堂・コーヒー・他愛のない会話」よって構成された「日常」を淡々と繰り返す。


大きな変動があるわけじゃなく、一見すると見落としてしまうほど微細な「違い」を含みながら、「かもめ食堂
」は「その変わり映えのしない日常」を反復する。

しかし、それでも否応なく世界は変容している。いつのまにか、店は満席になり、人々の感情は変化する。
われわれはそのような変化「する」場面を見るのではなく、もうすでに「変化している」ことにいつのまにか気
づく。それがこの映画の面白いところ。


みどりさん(片桐はいり)はいつも言う。
「わたしたちが知っているようで、知らないことってたっくさんあるんですよね。」




十字屋にてエゴラッピンのDVD(サイコー!)、ジュンク堂にて芥川龍之介と阿部公房を購入。これぞ淀み
なき文章。